イッセイです。今年も「遺伝」の分野の授業を始めました。まずは,マッキーノからです(^ω^)
「遺伝」は,特別な単語がたくさんでてきます
「遺伝」の分野は,生徒が嫌になりそうな聞いたことのない単語がたくさんでてきます。少しでも単語に慣れ親しんでもらって「生理的に嫌い」なんてことにならないようにしたいものです。
そこで,私は主な単語をマッキーノで親しんでもらうことにしています。
マッキーノは,以下の手順でおこなうビンゴゲームです。詳しくは『たのしくドリル・マッキーノ』をご覧ください。

- 縦4×横4でできた16個のマスを生徒に渡す
- 生徒は,22個の単語から16個を選んで好きな場所に書く
- 全員が書き終わったら,22枚のカードから1枚ずつカードを黒板に貼っていく。このとき,生徒は,自分が書いたものが出たら丸をつける。
- 16枚貼ったら終了
私は最速・最多・0列を表彰しています。
最速は,縦横斜めのどこかが一番早く揃った子です。
最多は,終了後に一番多く列が揃った子達です。
0列は,一つも揃わなかった子です。
この子たちに,今年はシールを一つずつ渡しています。
遺伝のマッキーノ
以下の項目を印刷して生徒に配布し,マッキーノ用紙に書き写してもらっています。
- 遺伝子(いでんし)…親から子どもに伝わって、子どもの形や性質を決める物質。DNA。
- 形質(けいしつ)…遺伝する形や性質 エンドウの子葉の色など
- 純系(じゅんけい)…数世代にわたって自家受精をしたりして、遺伝子が同じになった集団のこと。
- P(ぴー)…純系の親を表す記号
- F1(えふわん)…雑種第一代を表す記号
- F2(えふつー)…F1の自家受精によってできた子孫
- 雑種第一代(ざっしゅだいいちだい)…純系の親の交雑から生まれた子どもたち
- 雑種第二代(ざっしゅだいにだい)…雑種第一代同士から生まれた子ども
- 優性形質(ゆうせいけいしつ)…F1で現れる形質
- 劣性形質(れっせいけいしつ)…F1で隠れる形質
- 配偶子(はいぐうし)…親たちが作る精子や卵などの細胞のこと
- 遺伝子記号(いでんしきごう)…遺伝子を記号で表現したもので、普通、アルファベットで表わす。A…優性形質を支配する遺伝子,a…劣性形質を支配する遺伝子。
- 遺伝子型(いでんしがた)…その個体の持つ遺伝子の組み合わせのこと。アルファベットで表す。AAなど。
- 表現型(ひょうげんがた)…遺伝子の働きによって表面に現われてくる特徴のこと。種子の色など。
- ホモ…同じ遺伝子の組み合わせ AAなど
- ヘテロ…異なる遺伝子の組み合わせ Aaなど
- 優性の法則(ゆうせいのほうそく)…F1で片方の親の形質しか出ないこと
- メンデル…遺伝の法則を実験的に最初に発見した人。
- モーガン…染色体に遺伝子がある事を証明した人。
- 染色体(せんしょくたい)…核が変化してできる「ひも」みたいな形のもの。遺伝子がある。
- ショウジョウバエ…赤眼のハエの中に白眼がみつかって遺伝学が発展した。
- エンドウ…メンデルが遺伝の法則を発見するのにつかった植物。
しばらく授業の初めにやっています。

PとF1という表示のあるタネもこの時に見せています。「俺だけが使っているんじゃなくて,世界的な単語だよ」と。
その後の授業で,「マッキーノででてきた単語」が次々にでてきますから,「ほら,これのことね」と話しができて,毎年いい感じです (^ω^)