イッセイです。授業書《爆発の条件》において,混合気体をつくるための水槽として,コレクションボックスはとってもいいです。
目次
水槽の条件
授業書の実施を初めてする場合には,まずは身近にある水槽を使うのがよいと思います。
とはいえ,何度も実施していると「もっと使いやすい水槽はないかなあ」と思い始めることになります。
そこで,「どんな条件があるかなあ」と考えたとき,思いつくのは以下の条件です。
- 透明であること
- 伸ばした注射器が入ること
- 実験道具箱に入る大きさであること
透明であること

最初の頃,「入ればいいかな」と不透明な長方形の容器を使って実施していました。
すると,操作が教室のみんなに見えません。やっぱり透明なのがいいなあということで,実験室にある円柱の形をした透明な水槽を利用することにしました。
伸ばした注射器が入ること

しばらくすると,どうにも使い勝手が悪いことに気がつきました。
それは,ペットボトルに気体を入れるための注射器が入らないことです。
気体を入れにくくて仕方ありません。
かといって,より大きな水おけを用意したら,重いし,邪魔でしょうがないことでしょう。
困った時は100円ショップです。
「何か使えそうなものはないかなあー」
「あった! これならよさそう!」
それがコレクションボックスです。

ペットボトルの横に注射器を置いてみたら,バッチリです。一番長い状態にした注射器もすっぽり入ります。
それに,コレクションボックスというぐらいですから透明度が高いです。

実験道具箱に入る大きさであること
実験道具箱とは,収納ボックスのことです。
仮説実験授業に取り組み始めた最初の頃は,授業書に取り組むたびに実験道具を探してきては実施していました。しかし,しばらくすると実験道具を探す時間が惜しくなってきました。
そこで,「この箱さえ教室に持って行ったらいい」という授業書専用の箱を作るようになったのです。
それが実験道具箱です。
実験道具箱には,掲示物・各種実験道具などを入れます。値段の高い道具はその都度教室に持っていくしかありませんが,「授業に持っていくのを忘れる」危険よりも「確実に持っていく」安全の方が安心になってきたため,実験道具箱を授業書ごとに用意するようになったのです。
すると,実験道具箱に入れるためには巨大なものは困ります。なるべくコンパクトであってほしいものです。
コンパクトさという意味でも,コレクションボックスは円形水おけよりも優秀です。
ペットボトルに混合気体を入れる操作
まずは,コレクションボックスに水を満タンに入れます。

それから,ペットボトルを沈めて水を入れていきます。

ギリギリまで入れても,満タンにはなりません。

別のペットボトルでコレクションボックスの水をくんで,満タンに入れてあげます。

フタをして,水中に沈めます。

ペットボトルなので,きっちりフタが閉まるのがいいところです (^ω^)

水中でフタをはずすと,ペットボトルに残っていた空気を全て追い出すことができます。

ペットボトルが水で満たされたら,そのまま逆立ちさせます。

プラスチックの注射器(50ml)に入れた気体をペットボトルの中に入れると,ペットボトルの中に混合気体をつくることができます。
