モルックスで分子模型をつくるときには,不斉炭素原子というものに注意しましょう

4面体の炭素原子に結合するのが4つとも違う時,その炭素原子を不斉(ふせい)炭素原子といいます。ちょっと面倒ですが,生物はこだわっています。

4つのうち2つが同じとき

4面体の炭素原子に白の水素原子が2つくっついています。

これだと,全く同じ分子です。

4つともちがうとき

ところが,4つともちがうときはそうはいかないときがあります。

それは,緑と白を左右逆につけた,上の写真のような時です。

「どんな原子でできているか」という意味では,同じ分子です。

しかし,どうやっても「同じだね」という向きになりません。

靴の右足と左足が,どこからみても違っていて,「右足は右足である」のと同じです。

「どうでもいいじゃん」と思えることです。でも,生物はきっちり区別していることが多く,片方しか利用しないことがしばしばあります。

靴に例えるなら,「右足ばかりつくって,左足をつくらない」とか「右足じゃないと栄養にならないよ」といったことがあるのです。

ですから,めんどうでもしっかり注意して分子模型をつくりたいと思います。