授業書《原子とその分類》において,金属カルシウムと水との反応を見せています。
金属カルシウムのビン

カルシウムは単体では金属です。
ナトリウムやカリウムと違って,石油に入れたりはしていません。

ビンから出してみると,たしかに銀色にピカピカしていて,「ああ金属だな」と思えます。
ただし,古いビンだとこうはいきません。
化学変化をして真っ白になった物質に覆われてしまっているからです。
そんな古いビンでも,削るとこんなふうな金属光沢が出てきます。
金属カルシウムを水に入れると
活性金属のひとつであるカルシウムは,水に入れるとすぐに反応を始めて,盛んに気体を発生させます。
でも,ナトリウムやカリウムのように燃え出すことはありません。
発生した気体を集めておいてマッチの火を近づけると燃えることから「発生した気体は水素である」とわかります。
「水と反応してしまう金属なので,カルシウムも〈原子の標本〉に貼れないね!」と授業で話しています。
水とカルシウムの反応の様子を動画にまとめました。