池の生物を採集して顕微鏡で観察しています

イッセイです。池の生き物を採集してきて顕微鏡で観察するのを生徒さんに楽しんでもらっています。

装備を整えます

足もとは長靴にしました。

簡易プランクトンネット

補虫網にストッキングをホッチキスで取り付けてプランクトンネットの代わりにしたものです。水をすくうためのお玉も用意しました。

簡易プランクトンネットをつくってみましょう

あと,採集後に靴や手を水で洗うために,2Lのペットボトルに水道水を入れて持って行きました。

池の水を入れるのには,フタのついたバケツを利用しています。車で持って帰る時に水がこぼれるのを少しでも減らすためです。

生物を採集する場所

池といった止水がいいと思っていますが,九州の田舎に住んでいても,一般人が入れる池はありません。ため池は,フェンスで囲まれているものばかりです。

そこで,ダムにそそぐ谷に止水を探しに行きました。しかし,最近の少雨のためか全くダメでした。

「ここなら取れるかも」と思ったところは,水が完全に流れていなくて無酸素状態になっていました。つまり,ドブです。これでは,生徒に観察してほしい生物はいません。ダム近くはあきらめることにしました。

そこで思い出したのは,大刀洗公園です。

子どもが入れるような遊水公園になっています。流れもゆっくりとしています。

きっと池と同じような生物がいるにちがいありません。

川の底には水草があり,岸辺には草も生えています。

たくさんの生物がいそうな泥のようなものが積もっていました。これは,見込みがあります。お玉ですくってバケツに水を入れていきました。

プランクトンネットで水を漉して生物を集めることも合わせておこないました。

プランクトンネットをバケツに入れておいた水で洗って,濾しとった生物をバケツに放ちました。

このように,水を採集しました。

観察するために

生徒に水をとってもらうためには,いくつかの広い底の容器に入れて水深を浅くしておくと探しやすくてよいです。

生徒には,スポイトで吸い取ってもらいます。

スライドグラスにビニールテープを貼っています。ビニールテープは,パンチで穴を開けたものです。

吸い取った水を,ビニールテープの穴に入れ,カバーグラスをかけるとプレパラートの完成です。

よく「ホールスライドグラス」という丸くくぼんだ穴のあいたものを使いなさいと書いてあります。ただし,丸といっても球状にくぼんでいるためにつねにピント面が変化するため初心者には扱いづらいものです。

また,透明のガラスに透明の水を入れて透明のカバーグラスをかけて,となるので観察できるピント面がどこなのか,これまた初心者には難題です。

この二つの難点を解決するのがビニールテープ法です。

まず,ビニールテープの穴に水を入れるため,底は平らです。よって,ピント面は一定しています。

次に,「ビニールテープの穴の縁にピントを合わせたらいいよ」と言っておけばピント面を探すのも初心者に楽にできます。

ただし,ビニールテープの穴にどんな水を入れるとよいのかという点には注意が必要です。透明な水を入れても,ほぼ何も生き物はいません。底に沈んだ泥のようなものが穴に入るように入れるのがコツです。

観察した生物の例

こうして採取した水にはいっていた生物を生徒と一緒に観察しました。

熱心に2時間観察してくれて,うれしかったです!

アオミドロ
ヒルガタワムシ
ミカヅキモ

ミジンコがとれていたので,ストッキングのネットがちゃんとプランクトンネットとして機能していたことが証明できました (^ω^)

ミジンコ

私は『水中の小さな生き物けんさくブック』をグループに1冊配って見てもらっています。

とても親しみやすく,生徒が自ら調べることができるいい本です。

引用文献