イッセイです。イチゴの農家の方にハウスでのミツバチの様子を観察させてもらいました。
目次
イチゴの形
イチゴはすべての子房に受粉がうまいこといくかいかないかで、成長にとても差があるそうです。


受粉に失敗したイチゴは形が悪くなるので売り物になりません。
商品になるか・ならないか、は重要です。
かといって、人の手で受粉させていても大変な労力です。
そこで、イチゴのハウスでは、養蜂家からミツバチを借りてきて、受粉をミツバチにしてもらっているということです。
養蜂家は冬の蜜源として貴重だからWIN-WINじゃないかなって思いましたが、違いました。イチゴは蜜が少ないのだそうです。
イチゴのハウスとミツバチの巣箱
イチゴのハウスは、かまぼこが連なった形になっていました。右端に見える〈ビニールハウスにくっついた黒い箱〉が、ミツバチの巣箱です。


ハウスにくっついた状態ってどういうこと?と思いましたが、中から見たら明快でした。

ビニールハウスに穴が開けてあって、その穴にミツバチの巣箱の出入口が面していたのです。

巣箱から出てきたミツバチはビニールハウスへの出入りが自由にできるわけですね。
巣箱の中が気になるところです。すると、見せていただけました。

上の木の蓋を開けると、中はこんな風になっているのですね。板と板の間にミツバチがたくさんいました。
受粉活動をしているミツバチのようす
巣箱からはたくさんの働き蜂が飛び立っているはずです。巣箱付近ではブンブンうるさいぐらいです。
でも、ハウスを見渡してもなかなかハチはみあたりません。
ハチだけに、すっと飛んでは次の花へと動き回っているはずです。でも、みあたりません。
目がミツバチモードになっていないようです。

ハウスの中の遠くまで続くイチゴの苗の列が、見えています。
足元にはこんな可憐なイチゴの花がたくさん咲いています。
これだけ咲いたばかりの花がたくさんあるのですから、ミツバチもいるはずです。

しかし、しばらくミツバチはみつかりませんでした。どこにいるのでしょう。
でも、しばらくして、だんだんと目が慣れてきたようです。花に止まっているミツバチに気づけるようになってきました。

いったんミツバチを見つけることができるようになったら、すぐに気づけるようになりました。
やはりあちらこちらで活動していたのです。

そして、少しずつミツバチに近づけるようになっていきました。

熱心に花粉を集めていました。
やっぱり働き蜂は働き者だなあ。
以上を、動画にまとめてみました。