発泡スチロール球で,テストステロンをつくりましょう

イッセイです。発泡スチロール球で,男性ホルモンのテストステロンの1億倍分子模型をつくってみましょう。

テストステロンの構造

テストステロンの構造式です。

コレステロールを材料にしてつくられる物質の一つがテストステロンです。

おなじくコレステロールからできるプロゲステロンとよく似ています。

モルックスで,テストステロンをつくりましょう

MolViewを参考にしながら作りましょう

MolViewは,ブラウザ上に分子模型を描き出してグリグリやってみることができるサイトです。

検索欄にtestosteroneと入力すると,すぐにテストステロンを表示することができます。

左に構造式,右にはグリグリ回せる分子模型が描き出されています。

どこにどんな原子があるのかをみたいので,Ball and Stickで表示しましょう。すると構造式だけでは見えなかった原子同士の微妙な上下が見えてきます。

分子模型を組み立てていくときに,大いに役に立ちます。

テストステロンの炭素原子の切り方表

炭素同士の3個以上の重なりあいが生じないように,炭素同士は28mmで切ります。

発泡スチロール球を1億倍の原子模型と見立てるときに

発泡スチロール球にペンキで色を塗りましょう

炭素原子を切ったら,必ず「何番の炭素原子なのか」をマジックで24mmの断面に書いておきましょう。そうしないと,炭素原子がたくさんありすぎて間違えてしまいます。

そして,淡々と全ての炭素原子を切ってしまいます。

C1〜C2は109.5度で切ります。

炭素原子の切り方(C1)第1面第2面第3面第4面
角度定規109.5度109.5度109.5度109.5度
孔定規28mm28mm24mm24mm
炭素原子の切り方(C2)第1面第2面第3面第4面
角度定規109.5度109.5度109.5度109.5度
孔定規28mm28mm24mm24mm

C3・C4・C5は120度で切ります。

炭素原子の切り方(C3)第1面第2面第3面
角度定規120度120度120度
孔定規28mm28mm24mm
炭素原子の切り方(C4)第1面第2面第3面
角度定規120度120度120度
孔定規28mm28mm24mm
炭素原子の切り方(C5)第1面第2面第3面
角度定規120度120度120度
孔定規28mm28mm28mm

C6〜C14は109.5度で切ります。

炭素原子の切り方(C6)第1面第2面第3面第4面
角度定規109.5度109.5度109.5度109.5度
孔定規28mm28mm24mm24mm
炭素原子の切り方(C7)第1面第2面第3面第4面
角度定規109.5度109.5度109.5度109.5度
孔定規28mm28mm24mm24mm
炭素原子の切り方(C8)第1面第2面第3面第4面
角度定規109.5度109.5度109.5度109.5度
孔定規28mm28mm28mm24mm
炭素原子の切り方(C9)第1面第2面第3面第4面
角度定規109.5度109.5度109.5度109.5度
孔定規28mm28mm28mm24mm
炭素原子の切り方(C10)第1面第2面第3面第4面
角度定規109.5度109.5度109.5度109.5度
孔定規28mm28mm28mm28mm
炭素原子の切り方(C11)第1面第2面第3面第4面
角度定規109.5度109.5度109.5度109.5度
孔定規28mm28mm24mm24mm
炭素原子の切り方(C12)第1面第2面第3面第4面
角度定規109.5度109.5度109.5度109.5度
孔定規28mm28mm24mm24mm
炭素原子の切り方(C13)第1面第2面第3面第4面
角度定規109.5度109.5度109.5度109.5度
孔定規28mm28mm28mm28mm
炭素原子の切り方(C14)第1面第2面第3面第4面
角度定規109.5度109.5度109.5度109.5度
孔定規28mm28mm28mm24mm

C15〜C17は,100度で2回切ってから109.5度で2回切ります。

100度の角度を実現するために,私は自在角度定規を作っています。

発泡スチロール球で,一酸化窒素と二酸化窒素をつくりましょう

100度で28mmを二回切ると,切れ線ができます。

断面の重なりができて,尾根のような切れ線ができます。

切れ線の長さはほぼ2cmです。これを目安にして切ると,自在角度定規がない場合も,炭素原子を切ることができると思います。

炭素原子の切り方(C15)第1面第2面第3面第4面
角度定規100度100度109.5度109.5度
孔定規28mm28mm24mm24mm
炭素原子の切り方(C16)第1面第2面第3面第4面
角度定規100度100度109.5度109.5度
孔定規28mm28mm24mm24mm
炭素原子の切り方(C17)第1面第2面第3面第4面
角度定規100度100度109.5度109.5度
孔定規28mm28mm24mm24mm

C18〜C19は109.5度で切ります。

炭素原子の切り方(C18)第1面第2面第3面第4面
角度定規109.5度109.5度109.5度109.5度
孔定規28mm24mm24mm24mm
炭素原子の切り方(C19)第1面第2面第3面第4面
角度定規109.5度109.5度109.5度109.5度
孔定規28mm24mm24mm24mm

酸素原子は,30mmの発泡スチロール球を2こ赤く塗ってつくります。

1こは,24mmで一回きります。もう1こは,24mmで接するように2回切ります。

水素原子は,25mmの発泡スチロール球を半分に切ったものを使います。

テストステロンを組み立てていきましょう。まずはA環からです。

A環を組み立てるとき,120度できった炭素の三つ組と,109.5度で切った炭素の三つ組をくっつけることにしました。三つ組とは,「両端の炭素の断面を同一平面にしている炭素3つ」という意味です。

120度でつくった三つ組(C3・C4・C5)は平面になります。

109.5度できった三つ組(C2・C1・C10)の真ん中のC1は,下になるようにします。

三つ組で作った平面を互いに合わせるようにするとA環のできあがりです。

B環をつくりましょう

A環C6をつけて,C5・C10との三つ組にします。

C7・C8・C9の三つ組とつけたらB環のできあがりです。

C環をつくりましょう

B環C11をつけて,C環のはじまりです。

C8・C9・C11の三つ組とC12・C13・C14の三つ組をつけるとC環のできあがりです。

C環ができました。

D環をつくりましょう

100度で切ったC15・C16・C17をくみあわせてD環をつくります。

ステロイド環をつくりましょう

C13C18を,C10C19をつけます。これでステロイド環の炭素の骨格ができました。

C3には24mmで一回切った酸素をつけます。

C17には24mmで接するように2回切った酸素をつけます。

すべての断面に水素をつけたら完成です。

テストステロンの完成です