授業ノートという財産

イッセイです。仮説実験授業研究会の大会に参加して手にしたときは,授業ノートって何?でした。実際に授業をするとなると,こんなにありがたい存在はありません。

授業ノートは研究成果です

仮説実験授業は,授業書をもとに行う授業です。

授業書という「楽譜」を演奏するのが授業者という感じです。

授業書というものは,それほどに作り込まれたものです。

その授業書を演奏するための工夫をしていくのが〈授業者の楽しみ〉というところでしょう。

とはいえ,その一つ一つの工夫をすべて自分で開発しなくてはいけないのでしょうか。

いいえ,すでに先行研究があります。それが授業ノートです。

授業ノートの実例

これは,布正人さんが編集された『仮説実験授業ノート 〈三態変化〉』です。

授業ノートは,授業書ごとに誰かがどこかで開発しています。

載っているのは「私はこういうふうに授業を準備したら生徒に好評だった」とか,「こんなふうに授業をしたら世界観をうまいぐあいに伝えることができた」とかいった情報です。

はじめて実施する授業書に取り組むときには,とてもありがたい存在です。また,数回実施した後でも改めて読むと「ああ,そういうことだったのか!」と気づくことがある存在です。こうして,自分自身の授業者としてのレベルがあがっていっていることを実感できる存在でもあります。

市販ルートでは入手ができません。ほとんどが自家出版だからです。

多くの授業ノートは,仮説実験授業研究会の準公式サイトなどで紹介されている全国大会や各地の入門講座やフェスタに参加すると入手できますから,そんな大会に参加されたときにはお店をぜひチェックしてみてください。

授業ノートが開発できるわけ

授業ノートという分野の本は,なぜ開発できるのでしょうか。

それは,授業書という同じ楽譜をつかって,毎年授業しているからです。

授業するたびに問題の内容や問題の配列が変わるのでしたら,掲示物を作るのも馬鹿らしくなりますし,授業の工夫をまとめようなどという気持ちも起きないことでしょう。

授業書という安定した存在があるからこそ,「今年はこんな反応を得たから,次に実施するときにはこんな工夫をしたらもっといい反応が返ってくるんじゃないかな?!」と思えます。

そして,「ああ楽しかった!来年もこの授業をやりたいなあ。それなら,こんな掲示物をつくったらいいかもしれないなあ。あっそれから,ここではこんなふうに声かけをしたらいいかもしれない」って,だんだんなってきます。

そんな気持ちが高まって,工夫を積み重ねていると,「こんな風にやってみたらよかったよ!」て言いたくなります。そんな発表をする場が,夏の全国大会ですし,それが集まったものが授業ノートということになります。

ですから,授業ノートは喜びの集積でもあります。

授業をする人も,授業を受ける人も,みんな笑顔!

こんな幸せなことはありません。そんな喜びや幸せのつまった授業ノートをぜひ手に入れて,仮説実験授業を実施してみてください。ハッピーになれますから (^ω^)